Grand-Guignol K.K.K

The half of this site consists of gentleness. The other half of this site consists of lie. Sorry, this is all shit in the end. Here is MATERIAL EVIDENCE: (^ ^)ノヽξ

またひとりぼっち、ごく自然に


もうしばらくして
この痛みが少しも和らぐことがなければ
こうするつもりだ 好きなことをしてから
僕は近くの塔に行き
頂上に上る
そして身を投げるだろう
打ちのめされるとどうなるかを
みんなにはっきり見せるために
教会に立ちつくしたまま
人々は言う
むごいことだ あの子は一人になってしまった
ここに残っていても仕方がない
家に帰りましょうと
僕が自分でそうしたように
またひとりぼっちだ ごく自然に

思えばほんの昨日まで
僕は元気で楽しく快活だった
自分の演じる役回りを
楽しみにしていた
誰だってそうだろう
けれどまるでそれを打ち壊すかのように
現実があらわれ
軽く触れるような手つきで
僕をずたずたに引き裂いていった
神の慈悲に 疑いを残したまま
もし神が本当に存在するなら
なぜ僕を見放したのか?
僕が心の底から
必要としているときに
またひとりぼっちだ ごく自然に

傷ついた心がこの世界にはもっとあるだろう
癒えることなく 置き去りにされたままで
どうすればいい? どうすればいい?

またひとりぼっちだ ごく自然に

この数年間を振り返ってみると
他のどんなことよりも
父が死んで 泣いた日のことを思い出す
涙を隠そうとも思わなかった
そして僕の母
65歳で神に魂の休息を与えられた
生涯で愛した たった一人の男を
なぜ神が召し取っていったのか
ずっと理解できずにいた
深く傷ついたまま 新しい出発点に立たされて
励ましの声を送ったけれども
結局何も語ってはくれなかった
母がこの世を去ったとき
僕は一日中 泣き明かした
またひとりぼっちだ ごく自然に
またひとりぼっちだ ごく自然に(Gilbert O'Sullivan "Alone Again, Narurally")