メイク・アップ
「メイク・アップ(DEATH GAME)」(1977 米 ピーター・S・トレイナー監督)
オッサンが小娘に翻弄される映画というのは名作駄作を問わず昔からそれこそ腐るほどある。「シベールの日曜日」「エル・ニド」のような純愛物を始め、「ロリータ」「小さな唇」といった破滅ロリータもの、果ては「シビルの部屋」「魔・少・女/ザ・ガール」のようなブサイク系エロスに至るまで枚挙に暇がない。小娘に翻弄されたがっている変態エロオヤジが世の中にいかに数多く潜んでいるかが推し量れるというものだ。さて、そんな変態なアナタにぴったりなのがこの「メイク・アップ」。たまたま拾った小娘2匹がオッサンをいびり倒すだけの絶望的なお話であるが、「恐怖の影」で見事な畸形精薄ロリータを演じたソンドラ・ロックが今度はとびきりの笑顔で襲いかかってくる。ようやく北米盤も出るとか出ないとか。