最近のアニメは観る気がしない
モロ偏見だが、90年代以降のアニメは生理的にダメなのである。なんか絵柄がきもちわるくなったというか。畸形2次元キャラ萌えとかは心情として解らんでもないが、それ以前になんかデフォルメの方向が画一化していて俺の理解を超えている。そもそも俺はアニヲタではなく名劇ヲタである。やっぱりアニメは「世界名作劇場」に限る。名劇の何がいいって、なんといってもあの牧歌性がたまらん。素朴で温かく、清々しさに満ちたあの手触りを今の時代に再現するのは逆立ちしても無理じゃなかろうかという気がする。憎しみと欲望が渦巻く、こんな殺伐とした時代じゃあな、ふっ…。などと懐古ジジイモード全開なわけだが、おお、懐古ジジイで結構じゃ。というわけで以下、ワシが観てきた「世界名作劇場」の各作品に判決をくだすので覚悟せよ。
<第I期黄金時代〜よあけのみち〜>
「アルプスの少女ハイジ」名劇のスタイルを確立した傑作だが、世間の評価が少々うざい。
「フランダースの犬」虚無と絶望を明るいタッチで描いた異常作だが、再放送で見飽きた。
「母をたずねて三千里」悪くないが、再放送で見飽きた。マルコ少年のマザコンぶりにちと恥ずかしさも。
「あらいぐまラスカル」再放送で観たはずだが、さっぱり憶えていない。というかラスカルとかいうタヌキにいまいち興味がない。
「ペリーヌ物語」絵柄がいまいちだが、これを世界名作劇場の最高傑作に挙げる人も少なくない。断片的にしか観ていないので、いつか制覇したい。
「赤毛のアン」エンディングの華麗なピアノ、壮大なオーケストラが超絶的に美しい。話自体に思い入れはないが、主役の狂暴なキャラクターに受けた。
<第II期黄金時代〜虹になりたい〜>
「トム・ソーヤーの冒険」これまたエンディングがすばらしい。でも話にはあまり思い入れがない。
「家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ」おもしろかったが、あの眉毛が微妙じゃな。主題歌を歌う潘恵子の裏声がよい。
「南の虹のルーシー」これは絶対外せない。笑えるし、主題歌がよすぎる。かなり好きじゃ。
「アルプス物語 わたしのアンネット」一般向きではないが、まさに隠れた秀作。木彫りの動物いい。主題歌いい。潘オネータマ、、
「牧場の少女カトリ」これも隠れた秀作。優等生すぎるのが難だが、ほのぼの度は名劇ダントツ。
「小公女セーラ」サディスティックロリータ学園もの。あざとい描写は名劇史上屈指の残酷さを誇るが、もう一度観たいとは思わない。
<アホドル主題歌全盛期〜し・あ・わ・せカーニバル〜>
「愛少女ポリアンナ物語」始めはバカにしていたが、ものの見事に洗脳された。というか好きすぎる。堀江美都子最強。第1部の完成度は奇跡的だ。
「愛の若草物語」なかなかいい。なにしろ貧乏な美人姉妹ってのがいい。特に何も残らない作品だけど。
「小公子セディ」セディがバタくさくて(って外人なんだが)ややきもちわるい。コッキー役の堀江美都子が救い。
「ピーターパンの冒険」いまいち印象に残っていないが、ゆうゆの歌う主題歌は意外といい。
<90年代のなんとも微妙な時期〜副題なし〜>
「私のあしながおじさん」主題歌がいい。堀江美都子強し。話は憶えていないが、恋愛がらみで名劇らしくなかったような。
「トラップ一家物語」「サウンド・オブ・ミュージック」は好きだが、なにか足りない。
「大草原の小さな天使 ブッシュベイビー」内容が思いだせない。なんかサルっぽいのが跳ねていたような。ちゃんと観たのはこの作品まで。
「ナンとジョー先生」観ているはずだが、記憶がまったくない。
「七つの海のティコ」たまに観たのは覚えているが、内容を憶えていない。
「ロミオの青い空」観た記憶すらない。
「名犬ラッシー」一部観た記憶はあるが、内容をさっぱり憶えていない。
「家なき子レミ」たぶん観ていない。
というわけで、次の買い物は「南の虹のルーシー」に決定じゃ。「わたしのアンネット」もできたら欲しいなあ。潘オネータマ、、なんであんなにお美しいのでしょう。すてきすてき勇気っ♪
名作劇場を観ると俺のような立派な人間になれるので、みんなもがんばって観よう。