デス・トゥ・スムーチー
「デス・トゥ・スムーチー(DEATH TO SMOOCHY)」(2002 米 ダニー・デヴィート監督)
俺は昔から幼児番組が大好きで、大人版「ひとりでできるもん」とか想像して興奮できる変態なのであるが、とりわけ「テレタビーズ」とか「クレクレタコラ」のような狂った着ぐるみに目がない。サイの着ぐるみはいいねえ。「フルハウス」にもリグビーという怪しさ全開のサイが登場するが、アメリカでサイというとなんか含みがあるのだろうか。で、スムーチーのキャラクターがまた憎めなくていい。歌詞も素朴で共感できるものばかり。ジャンクフード漬けの現代に喝。砂糖まみれのジュースに死を。で、そのサイがち○こ型クッキーを出すシーンとかもう最高です。ナチスが登場するのもポイント高いですね。あとロビン・ウィリアムズって笑顔がうさんくさいのでやっぱりキチガイとか変態の役がむいてると思いました。というわけでかなり笑わせてもらったし、なんか巷では評判が悪いらしいのでここは断固支持したいところなのだが、残念なことにこの映画、ラストで急激に失速します。平凡なコメディになってしまった。まことに惜しい。★1/2