マイライフ・アズ・ア・ドッグ
「My Life as a Dog - Criterion Collection(Mitt Liv Som Hund)」(1985 SWE Directed by Lasse Hallström)邦題「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」Region All English-Subtitled
やかまし村的牧歌性と幼年エロティシズムが見事に融合したラッセ・ハルストレムの代表作。邦盤のジャケットがいまいちなので輸入盤を買った。そんなに傑作だとは思わないけども、音楽とモノローグにやられるのである、この映画。ライカ犬をもってきたセンスがすごい。暗い話を陰惨でなくほのぼのと描き出すハルストレム一流のスタイルに加え、さりげなく萌え的要素を織り交ぜているのも決して偶然ではなく、確信を込めて描いているところはさすが瑞国。エロなきエロの本質を見抜いているというか、瑞炉のカリスマ、アストリッド・リンドグレーンを輩出した国だけのことはある。というかハルストレムは子供が主役の映画を撮っているときが一番イキイキしていますね。しかしなんでこの犬っぽい少年がこんなにもてるのか、本当に謎である。