小さな赤いビー玉
『ええ、と彼女はつぶやいた。一日が過ぎたが、胸おどるカトリーヌは愚かな振る舞いをした・・・。』
「小さな赤いビー玉(UN SAC DE BILLES)」(1975 仏 ジャック・ドワイヨン監督)
淡々としてリアリスティックで、観ているのが辛い。同じドワイヨン監督の大愚作「ポネット」に比べれば幾分マシとはいえ、当然ながらおもしろくはありません。なんかこういう戦争ものはもういいやって感じ。正直見飽きた。しかし、本屋の少女に少年が自作のエロ小説を読み聞かせるくだりはまったく素晴らしい。絶望的な状況にあって少女との淡い交流に辛うじて救いを見出すあたり、ドワイヨンらしさが出ていて微笑ましいですね(笑)。あとはおおむねどうでもいいと思った。★