Grand-Guignol K.K.K

The half of this site consists of gentleness. The other half of this site consists of lie. Sorry, this is all shit in the end. Here is MATERIAL EVIDENCE: (^ ^)ノヽξ

今日の童話


三匹のコヴタ

むかしむかし、三匹のコヴタの兄弟がいました。
ある日、狼がやってきて、コヴタの家をつぶして回りました。
一匹目の家は藁でできていました。狼が鼻あらしを吹くと、ぺしゃんこになりました。
二匹目の家は泥でできていました。狼はせせら笑って小便をかけました。家はあっけなく崩壊しました。
三匹目の家はレンガでできていましたが、狼が蹴りをいれるとオモチャのように壊れました。
「なんと愚かな」狼は笑いました。ヴタどもの知恵があまりにお粗末だったからです。
それから「おれはせいきまつはしゃだ!」などとわけのわからないことを叫びました。
もう少し先に行くと、普通の家がありました。表札には「才田」と書かれていました。誰か知りませんでしたが、狼は躊躇なくぶっ壊しました。
また行くと「寂庵」と書かれたボロい家がありました。狼はふん、と言って頭突きをかましました。簡単に壊れました。
また行くと「細木」と書かれた無駄にでかい豪邸がありました。壊すのに無駄に時間がかかりました。
その隣に「徳光」と書かれた家があったので、狼はまわし蹴りをくらわせました。徳光の家はひとたまりもなくふっとんでしまいました。
またしばらく行くと「みの」という家がありました。狼はこれもおもいッきりぶち壊しました。
それから「明石家」「やしき」「上沼」「ピーコ」「矢沢」「小泉」「石原」「朝日新聞社」などと書かれた家がつぎつぎに破壊されました。
狼はいまも世界中の家を壊してまわっているそうです。
次はあなたの町へやって来るかもしれませんね。(おしまい)