蛇女
「蛇女(ZOMBIE SNAKE)」(2000 日 清水厚監督)
本格的にホラー開眼した佐伯日菜子たん主演のC級ホラー。ううむ、もと美少女だけあってさすがに可愛い!とまではいかないけども、演技力と台詞まわしは以前より格段に上達、しているかどうかは微妙*1ながら、人間離れした美貌を活かした日菜子たんの素っ頓狂な魅力があふれるマニア納得の作品になっている・・・のかコレ?(笑)。いかんせん映画としては90分もひっぱれるような素材ではなく、脚本の完成度が低すぎるうえ、終始ノンビリした演出で温泉につかっているようなぬるさが漂っている。ホラーシークエンスと言えばわかりやすいコケオドシと日菜子たんがギョロ眼をむいて絶叫するお姿だけ。忘れた頃に登場する蛇女(日菜子たん以外のひとが怪演)も笑っていいのかどうか。で、極めつきは日菜子たんの発狂シーン。これはヤバイ。嗚呼、麗しの日菜子たんがコンナコトに!。この人がコメディ向きだということがここでも実証されたわけですが、いやいや笑わせてもらいました。というか日菜子たん、大丈夫か?(笑)。もう少しテンポよくテキパキ演出されていたら、重厚なブラックコメディになったのではないでしょうか。日菜子たんが歌うエンディングの日本語歌詞つきグノシェンヌ第1番*2もひどい(笑)。まあ映画ともどもご愛嬌ということで。ξ
*1:「私は、プロです」という台詞がいつも通りたどたどしいのが最高