「グッバイガール(THE GOODBYE GIRL)」(1977 米 ハーバート・ロス監督)再見
安いので買った。男運のないコブつき女と売れない舞台役者がヒステリックにわめきあう映画。こういうのを軽妙なコメディとは言いません。実際、一日中こんなテンションでののしりあう連中がいたらとっくの昔に凄惨な殺人事件でオチがついているだろう。んなもんに共感できるかボケと最初は思うが、そこはフィクションの妙、コブつき女の一人娘ルーシーたんがあらゆる意味での緩衝剤となって、主演の暑苦しい二匹がいつのまにやら健気に見えてくるから不思議である。ていうかルーシーたんがきゃわいいのですべて赦す(えへ。