隣人13号
「隣人13号(THE NEIGHBOR No.THIRTEEN)」(2004 日 井上靖雄監督/井上三太原作)115分
ここに住んでいる金田という男は、人様から借りた金を返さない最低人間です。
とりあえずキッタネエ映画だなあ(笑)。なんか画面から汚臭が漂ってきそう。登場人物をはじめ表現がいちいち小汚い。下層階級のむさくるしい生活臭あふれる描写がなんともリアルで気が滅入る。しかし、雰囲気が殺伐としている割に内容が薄いので115分は明らかに長すぎる。なによりイジメ方や殺し方にまるで工夫がなく、某掲示板の罵倒合戦を眺めている程度にしか感じなかった。死んで当然の人間が死んだところでなんとも思わないし。せめてもう少しオリジナルな嫌がらせを考案するべきだろう。しかしあのバラックみたいな小屋、あの佇まいは「ペーパーハウス」の家みたいでカッコよかった。☆