2006-09-27 今日のポエム よあけのみち 1ねん1くみ なべやかんよあけのみちをはしゃいで歩く四つ足の素早い足の動き屁を小出しにしながら輝けるそのあほ面から推測するにハトに腐った糖蜜をふりかけてむさぼる夢でも見ているのか凍える天を蝿が満たして悲しみにも似た雨がアスファルトを叩く両目から不覚にも零れ落ちた涙そして哭きスカートの裾を気にしながらおれは表参道を一挙に駆け上がるむかつくような犬のスメルが逃げても逃げてもけもののように追ってくるそれはたちまち世界に広がり美しい野放図の彼方へ突き抜けた四つ足は泣きながら言った天国への道は何処?知らん知らんおれに訊くな郵便局の角を左に曲がって突き当たり