今週の廃壇
お題 「なし。てか、まだあったんだこのコーナー(笑)」
金賞 : 玉響(たまゆら)に 涼む竿の端(は) 赤とんぼ
【寸評】 風呂あがりに全裸で涼んでいたら、火照った一物の先に赤とんぼがとまった。日本的情緒とエロスの融合。
銀賞 : おぼろ月 水平線を 裂くナイフ
【寸評】 海面にたなびく光の帯を突如切り裂くジョーズの背びれ。美と恐怖の交錯する瞬間をとらえた技巧的な一句。
銅賞 : 影法師 描く心の ティラリズム
【寸評】 下校途中の女子高生の影をみて反射的にパン○ラを連想してしまったわたくしなど早く死ねばいいのに、という悔悛(回春)の句。
選外 : 乾燥王 お湯を注いで 3分間
【寸評】 ツタンカーメンのミーラにふざけてお湯を注いだら、カップめんみたいに戻ってしまった。よみがえるファラオの姿と呪い。
(選者より)
今回は難解な句が多く、正直解釈に苦しみました。でもだいたい合ってると思います。
ひきつづき顔面がひきつるような作品の投稿をお待ちしております(笑)。