ロスト・イン・トランスレーション
「ロスト・イン・トランスレーション(LOST IN TRANSLATION)」(2003 米・日 ソフィア・コッポラ監督)102分
"Oh my God, I have the worst B.O. right now. I'm so sorry."
ぬるい。例によってポッコラの娘(名前忘れた)はまるでワカットランようだな。外人にとって異郷にほかならぬ日本の景色に外人が迷い込んでいくという導入はいいのだが、「ヴァージン・スーサイズ」同様、進行するに従って失速&オチなしという、あいかわらず何をやりたいんだかよくわからない映画である。特に後半はホームシック気味だった外人同士がイチャイチャするだけの話で、日本を舞台にする必然性がまったく感じられない。けっきょく物語のすべたがそのイチャイチャに収束し、102分もかけてわたくしどもが観せられたのは日本の街で外人が好き勝手に楽しんでいる光景だけかよ!という、まあ観る人が観れば立派に国辱映画ではなかろうか(わたくしはこの通り外人なのでよくわかりませんが)。数少ない見どころのひとつとしては、ホテルに押しかけるリップ女の狂いっぷりと、「最狂絶叫計画」のアンナ・ファリスたん(超かわいい)の日本語吹き替え版が最高なのと、あとスカーレット・ヨハンソンがエロい感じに成長していてパンツ一枚でウロウロするシーンは良かったけども、おっさん的には「のら猫の日記」の頃がいちばん良かったのと、もう一匹のおっさんの外人の方が終始つまんなそーにしてるのが笑えたので最後までつまんなそーにしてたら良かったのだがときどき日本人を馬鹿にしきった態度をとるのが気に食わなかった。まあそれ以前にこの映画、日本人をまぬけに描きすぎだよね。チキショー、やっぱり国辱映画だ!コッポレの娘め、わたたくしどもヂャップをナメるなよ!ちなみに日本語吹き替えと英語字幕をオンにして観ると文字通りの「ロスト・イン・トランスレーション」が体感できます。★