富江 tomie
「富江 tomie」(1999 日 及川中監督/伊藤潤二原作)95分
「月子もさー。そのうちくだらない男と結婚して、頭の悪い子供産んで、すぐにシワシワのババアになるんでしょ。いぃーねぇー。それが女のシアワセよね。あたしはバケモノだからさ、永遠にカワイイまんまよ。カワイソウでしょ?」
和製ジャック・ニコルソンこと中村麻美たん(マユ毛が)には正直なところ失望させられっぱなしなのですが、たしかに中村麻美たんが「ファザーファッカー」以来いまだかつてエロかったためしがないのは否定しようのない事実だとしても、それはあくまで制作サイドの責任であって中村麻美たん自身はぜんぜん悪くないのだ、というのがわたくしの持論である。なぜと問われても困るのだが、わたくしの内奥(ちんこ)の震えが確かにそうわたくしに囁きかけてくるのだ!まあそんなことは実はどうでもよくて、本作で富江を演じた菅○美穂の、おそらく地のものであろう性格の悪さを生かした凶悪な存在感は特筆すべき。★