あずみ
「あずみ(AZUMI)」(2003 日 北村龍平監督/小山ゆう原作)142分
「いやー、楽しい娘じゃ。名は何と申す?」
「あずみ。おまえは?」
「な・が・ま・さ。あさのながまさじゃ」
冷徹な殺人マシーンとしての宿命を背負った天涯孤独の少女刺客という設定が勃●もの。似たような設定の作品はたくさんあると思うが*1、何はともあれタナトスと背中合わせの少女は万国共通のエロスだと思いますね。アホみたいなTVドラマにひっぱりだこのうえとあやは普段エロくもなんともないのにこの作品に限っては実にイイ。小柄なあずみが返り血を浴びながらパンツまるだしで敵を斬りまくる姿は大変かわいらしく、また生まれて初めて女の衣装をまとい恥じらうあずみの姿は反則的なまでにフォトジェニック。惚れた。もうひとつ感心したのが、とてもオチャメな悪役たち。特にナガマサたんとビジョ丸のキャラクター造形は見事というほかない。世間的にはこの作品、あまり評判がよろしくないようで、やれ演技がどうの殺陣がどうのとどーでもいいヲタキッシュな意見が氾濫しているが、この通り主人公がエロくて悪役が面白く、ところどころに非常に冴えた演出が見受けられるので十分楽しかった。あと、とてもいいシーンだと思ったのが、あずみと旅芸人の娘が野盗(とても嬉しそう)たちに襲われるシーン。岡本綾がえろい。むかしNHKの朝ドラに出ておられた岡本綾さんはとても平凡なイメージの方なのですが(失礼)、半チチを見せるとこの人はとたんに輝きます。「みえそうでみえないパイオツ」を演じさせたらこの人に敵う女優はそうそういないでしょう。この事実は「ビ●レ」「●ォーター●ラダ」といったCMでも証明済みです。★1/2
*1:「女囚さそり」「アサシン」「BLOOD THE LAST VAMPIRE」とか?