シムソンズ
「シムソンズ」(2006 日 佐藤祐市監督)113分
またぞろあのウサンクサイ青春コメディかと思いきや、恥ずかしいぐらい爽やかなスポ根青春映画でした。主演の加藤○ーサちゃんはできれば頭突きをかましてあげたい感じですが、四人のメンバーの個性がバランスよく描かれているのでさほど嫌味を感じませんでした。特に藤井美菜たんのクールな美少女ぶりには萌えっときましたね。まあ、なかなかよくできた青春ものってことで、安心して観れます。よく知らなかったカーリングのルールもある程度わかったしよかった。ところでカーリングの公式戦が集客に困っているという話を最近テレビで知ったのですが、わたくしが思うに、カーリングがいまいちメジャーになれない理由は、あのトイレのブラシで床をこする貧乏くさい動きのせいではないでしょうか。いまいち美しくないのですね。とくに敵のストーンを少しでも遠ざけようとセコセコ床を磨くという行為は必死感がただよっていて見苦しい。氷上のチェスと呼ぶにふさわしい優雅さとスリルを兼ね備えたスポーツであってほしいと思うのです。というわけでここはひとつ思い切ってルールを変え、ストーンの代わりにカチカチに凍ったウンコを使うという案でどうでしょうかね。想像してください。氷のうえを優雅に移動する凍ったウンコ。ブラシを放り投げ悲鳴をあげて逃げまくる少女たち。総勃ちで見守る客席。なりやまぬスタンディング・オベーションの嵐。★1/2