限りなく強姦に近いブルー
三人寄ればもんじゃ焼きとはよく言ったもので、ひとりひとりはそれほどバカでもなさそうなのに、大勢になると途端にバカになる、他人の思考にひきずられて考えることをやめてしまう、といった光景は国会中継やいじめ問題、強姦事件などでしばしば目撃されるところですが、こういうのを見るとやっぱりこいつらひとりひとりがバカなのではないかと確信せざるを得ないわたくし、悟空です。オッス。しかし今日わたくしが訴えたいのはそんなことではなくて、げんざい地球規模で進行するもっとも深刻なバカの問題、そう、歩行喫煙者の蔓延についてなのです。あの傍若無人なうすのろどもがところかまわず垂れ流す毒ガスと産業廃棄物のせいで日々環境は汚染され人々の健康は阻害され、もはや地球は危殆に瀕していると言っても過言ではありません。まさに人類滅亡の危機です(ザマーミロ)。どうにかしてあいつらを一掃する方法はないかと考えあぐねた結果、このたびすばらしい妙案を思いつきましたのでお知らせします。犯罪者のみなさんにご協力ねがうのです。ひったくり犯はカバンみたいなしょぼいものではなく歩行喫煙者のタバコをひったくる。当たり屋は歩行喫煙者の火のついたタバコめがけて突進する。さらに歩行喫煙者を標的にした通り魔やひき逃げ、ストーキング、痴漢、強姦、放火、自爆テロなどがブームとなれば、歩行喫煙者は激減して街は綺麗になり犯罪者のみなさんもストレス解消できて八方まーるく塞がること間違いありません。完璧です。そら、耳を澄ましたまえ。聴こえるだろうあの観客の熱狂的なコールが!「ワ・ダ・サン!ワ・ダ・サン!」
えー、そうこうするうちに例のチュンチュンさえずる飛行物体がやってきて和田さんの脳をついばんでいったので、残念ながらこの話はボツになりました。(ちなみに和田さんは著作権もスーパーフリーです。)