ストレンジャー・ザン・パラダイス
「ストレンジャー・ザン・パラダイス(STRANGER THAN PARADISE)」(1984 米・西独 ジム・ジャームッシュ監督)
よく知らんが、こういうダラダラしたミニシアター系(?)のロードムービーっぽい雰囲気ってはまる時にははまるし、そのダラダラ感が妙に心地よかったりもする。ヒッピーがイチャつく光景をとらえた「砂丘」、男女の逃避行をダラダラ描いた「さすらいの二人」(以上、ミケランジェロ・アントニオーニ監督)、中年男と少女の旅を描いた「都会のアリス」、移動する乞食の生態を追った「まわり道」(以上、ヴィム・ヴェンダース監督)などはその代表作と言えよう。そういう意味ではこの映画も典型的なミニシアター系の空気をもつ作品であるが、先に挙げた作品に比べるとなんか物足りなかった。女の子はかわいかった。★