海を飛ぶ夢
「海を飛ぶ夢(MAR ADENTRO/THE SEA INSIDE)」(2004 西 アレハンドロ・アメナーバル監督)125分
(あらすじ)
動けないおっさんがモテまくったあげく恥ずかしいポエムを残して死をえらぶ。
(かんそう)
「死ぬ10」とか「ぼく葬」とかもそうだが、テーマとして狙いすぎではなかろうか。何かが足りないようでもあり、何かを語りすぎているような気もする。ラストの自己陶酔的な詩の朗読はまったくもって不要。黙って死ね、と思った。飛ぶシーンならわたくしは「翼をください」のラストシーンの方を評価しますね。「アザーズ」はまぎれもない傑作だが、その他のアメナバール作品はいまいちな感じです。★