初恋
「初恋」(2006 日 塙幸成監督/中原みすず原作)114分
1966年5月6日
今日、僕は少女に出会った
少女はまっすぐな眼をして
まっすぐに僕に言った「大人になんかなりたくない」と
僕は恋をした
たぶん一生に一度の恋を
けれどそれは告げることはないだろう
僕は彼女の眼を曇らせることしかできないのだから
すべての若き野郎ども 1ねん1くみ こばやしあせい
ひゃっひゃっひゃっひゃっ、60年代のアホガキどもが!例によってお得意の「あの頃」系ウダウダ映画。まったく共感でけまへんな。というか、これって「NANA」と同じ話だよね。違うのはあほいちゃん以外のメンバーが全員しんだことぐらいでしょうか。あとは同じだな、うん。というわけで非常に虚無的な内容の映画ですが、すみません、ラストのモノローグはくさすぎて笑ってしまいました。犯罪者の分際で心の傷とは笑わせる。てか、3億円事件をモチーフにしておきながらこのタイトルはないよなあ(笑)。宮崎あほいちゃんも得意のふくれっつらで安い脚本に華を添えますが、いかんせん宮崎ちゃん主演作における凡作の多さには慄然とするものがありますね(例:「●リイカ」「害●」「NA●A」など)。しかし途中にあほえちゃんのあえぎ声を挿入するなどエロスな表現を試みた努力は評価したいと思います。ついでに言うとあほいちゃんはふくれっつらをしているときの存在感が本領なので、演技力とかそういう問題ではないと思いますね。小嶺麗奈たんのパイオツが拝めたのはラッキーでした。★