プラクシノスコープと幽霊屋敷の融和性に関する一考察
みなちま、おはようございまぬ〜ん。なにがおはようございまぬ〜んだ、シネッ!ってうっかり本音をもらしちゃいました。ついでにうんこももら
ん?・・・お、おまえ・・・まさか・・・どっかで見覚えがあると思ったら、小学校5年のときトイレ(大)に行ったきり行方不明になった野々●じゃないか!そうだよ、おまえ絶対あの野々口だよ。まてよ、野々ロ(ののろ)だっけ?どっちでもいいや、よくも生きてたなこんちくしょう(笑)。まあ上がれあがれ。ずいぶん痩せてるが、ちゃんと喰ってるのか?そうそう、わたくしの家内(5さい)が作ったホウ酸ダンゴがあるから食べていけ。遠慮するなって、どうせ誰が食ってもウンコになるんだから。てかその前に死ぬけどなアッハッハッハ。どうでもいいがおまえあのとき盗んだ怪獣ケシゴム返せよ。
と、無事に野々ロさん(面識なし)と旧交を温め終えたところで今日のカミングアウト。今まで内緒にしておりましたが、ナニを隠そうわたくしには霊能力があります。わたくしは幼少の頃からいわゆる霊感が強く、よく箪笥や茶碗といった生活用品から生前の人の思念波の痕跡(小指ぶつけた、腹へったなど)を読み取っていました。とつぜん別人格が乗り移ったように意味不明なことを叫んだり、深夜に布団を抜け出して夢中遊行することもありました。これらは霊媒体質の子供によくある症状とされています。また真夏の夜に「うらめしやー」「たすけてー」という死者のうめき声がテレビから聴こえてきて、これがいわゆる霊界テレビであることに気づいたのはずっと後になってからのことです。あとカッパとかを目撃するのも得意でした。
わたくしが自分の不幸な能力に気づいたのは、わたくしが10さいのときでした。知らないうちに体のあちこちにひっかきキズができていることがあり、わたくしはこれを「ユーレイにひっかかれた傷」と呼んでいたのですが、「マー」とか「モー」とかいうオカルト雑誌をたまたま読んで、無自覚のうちに体についた創傷は霊界からのメッセージ(霊界文字)であることを知ったのです。しかしその内容は誰にも伝えませんでした。なんて書いてあるのかわからなかったからです。
このように、霊界からの電波は現世に向けて常に発信されており、わたくしどもの周囲には彼らのメッセージがあふれています。大多数の一般人であるところの皆さんはこれらをことごとく見落としています。しかしそれはそれで幸福なのかもしれません。なぜなら、霊界通信は黄泉の国からわれわれに向けて発信された予言であり、時として非常に怖ろしい内容を含むからです。わたくしのような不幸な体質を備えた者は霊界からの電波を受信しますが、できるだけ見てみぬふりをします。下手に解読すると発狂してしまうかもしれないからです。まさに命がけの毎日です。
ところで、さっきからうちの猫がキャットフードをバリボリ言わせて食べているのだが、よく聞くと合間に何ごとかうめいておるんですな。それは確かにこのように聴こえたのでございます・・・バリッ、ボリッ・・・ホソキバッ・・・バキッ・・ババア・・・ボリッ・・・クタ・・・バリッ・・バレッ・・ボリボリ・・・ニャオ〜ウ(ごちそうさま)
以上はすべて寝言なので聞き流してください(神よ!)