シャーロットのおくりもの
「シャーロットのおくりもの(CHARLOTTE'S WEB)」(2006 米 ゲイリー・ウィニック監督/E・B・ホワイト原作)97分
「どこへ行くの?」
「旅に出るの」
「風の吹くままに」
「心の向くままに」
「風の吹くままに」
「バイバイ」「バイバイ」「さようなら」
ハムやミンチや細切れ肉となった同胞たちへの鎮魂歌 1ねん1くみ たにはやと
いやあ、参った参った、参ったブヒ。何がって諸君ら、人間どものことブヒ。狭いながらもねぐらを提供してくれるし、毎日エサまでくれるなんておかしいと思ったブヒ。でもまさかわたくしどもブタを屠殺して食用にするためだったとは。ぞっとするブヒ。夢も希望(ホープ)もなく、ミートだけが残りましたとさ。ところでシャーロットというのはてっきりタコダちゃんのことだと思ってたのですが、違いました。ならばこのジャケのブタかと思ったらブタにはウィルバーという名前があり、けっきょく蜘蛛のことだった。これはやられた。でまあ、ここまでなら普通の動物映画だが、最後の最後に「ウィー!」(日本語吹替版)にやられた。ブタのつぶらな瞳と「ウィー!」の嵐。お子様映画だと思って観たはずなのに、わたくしボロボロ泣いていました。まさかと思ってもういちど観たらまた泣いた。耄碌してきたかな(笑)。エンディングのアニメがまたすごくかわいい。BGMのSarah McLachlan "ORDINARY MIRACLE"、続くGabe Dixon "A PLACE IN THE SUN"もこれ以上ないというぐらい絶妙の選曲。★★