今日のポエム
人がUNKOしてるときに邪魔するやつは死ねばいい 1ねん1くみ あいかわしょう
今から申し上げることはどうか内密にしていただきたい
Belowな話で恐縮ですが
わたくしは職場で人知れずUNKOをするのが好きです
狭い個室で精神一到、心静かに脱糞すれば
気分も体もリフレッシュ
仕事も益々捗るというものでございます
そんなわたくしにはとりわけお気に入りの場所がございました
冷暖房およびウォ●ュレットを完備した快適な空間
地階にあるためめったに誰も利用しない静穏な環境
ここでなら貴族のような優雅なひとときを満喫できるうえ
わたくしには電気代も水道代もかかりません
まさに一石二鳥でございます
いわばわたくしだけの秘密のUNKO SPACE
誰にも教えるつもりはありません
ところが先日、そんなわたくしの《聖域》に
土足で踏み込んできたやつがおりました
誰かはわかりません
ただ個室のドアを隔てた狭いトイレのなかに
そいつの荒い鼻息が聞こえるばかり
わたくしは便器に腰を下ろした姿勢のまま
ここでUNKOをしていることを悟られまいと
息を殺してじっとそいつが出て行くのを待ちました
ところがです
1分たっても2分たっても
そいつは一向に出て行こうとしません
いったい何をしているのか
イライラとわたくしは個室の壁の落書きをにらみます
《スグヤラセル 090-××××-××××》
心のなかで10回は暗唱したでしょうか
しかしやつはまだしぶとく居座っています
ため息や咳払いの合間に長い長い小便音が断続的に聴こえます
業を煮やしたわたくしは
臨時プランを敢行することにしました
これは第三者に悟られないようひそやかにUNKOを実行するという
長年の経験を積んだわたくしにしかできない芸当です
ところが、そいつは、そのゲス野郎は
わたくしがUNKOを解放しようとするまさにその瞬間
狙ったようにゴソゴソと大きな物音をたてるのです
おかげでもう少しでフィニッシュを迎えるはずであった
わたくしのUNKOはそのたびに
びっくりして頭をひっこめてしまうのでした
わたくしに落ち着いてUNKOを完遂させないための
いやがらせとしか思えませんでした
こうしてなんども肛門の開閉を繰り返した結果
ついにUNKOは臍を曲げ、閉じこもったまま出てこなくなったのでした
もはや怒りを通り越し、情けないような死にたいような
ひどく絶望的な心境に陥ったわたくしは
なりふりかまわず個室のドアをあけ
泣きながら相手に訴えたのでございます
『人がうんこをしているそばでゴソゴソするのはやめてくれ!
わたくしはデリケートなんだ!・・・あっしゃちょう、おはようございます』
以上がわたくしが会社を辞めた理由
ならびに御社を希望した理由です