アホリックス
「アホリックス(THE HELIX... LOADED)」(2005 米 A・レイヴン・クルーズ監督)98分
「お前はじっくりと見たことがあるか?この雑踏と混乱の世界をな。驚くべき光景だ。何十億という人間がここで過ごし、何も知ることもなくそのまま死んでいく。みんな奴隷だ。マイカーや貯金残高、税金、ぜんぶ虚構だと疑いもしない。だが我々は彼らとは違う。そうだろうオーフィウム?もっと素晴らしい世界を知っている。想像を絶するほどの世界。だがオーフィウム。自分だけ抜け駆けしようとするのは問題だ。わかるだろう?お前たち猿はまだ進化する段階にいたっていない。真実を知るにはまだ早いのだ」
「マトリックス」がどんな話だったか忘れたが、SF的素養のない人にはかなり難解な話だったような気がする。しかしこれは端から理解する必要のないアホ映画。前半は笑えないシモネタとどうでもいいオワライゲーニンの日本語吹替のせいでまったくおもしろくないが、後半は個人的に何回か大笑いした。超能力少年少女のシーン、白うさぎとエージェント・スマックのキャラ(日本語吹替がうまい)がお気に入り。クスリともできないコメディが多いなかこういう作品は貴重である。巷の映画評を見ると意外なほど評価が低いのだが、どこがどうつまらないのか明らかにしていないので却下したいと思う。エンディングの NG集は不要。★1/2
※100円ぐらいなら買いたい。どっか道に落ちてないだろうか。