アルゼンチンババア
「アルゼンチンババア」(2007 日 長尾直樹監督/よしもとばなな原作)112分
ババアゾーン 1ねむ1くみ たちひろし
(あらすじ)
妻の死を受け入れられない墓石職人が娘を捨てて謎のババアと夜逃げ。ババアは赤ん坊を産んでまもなくくたばるが、喪の儀式を経て娘と父親の絆は戻る(笑)。
(かんそう)
なんかテキトーにでっちあげたようなお話で、邦画特有のどーでもよさで煮しめ殺した感じの作品。アルゼチンチンババアなんてタイトルだからてっきりギャグ映画だと思ったのに、メソメソ系のちんたらしんきくさい内容だった。ババアという最高の映画的素材を擁しながらこのテイタラクは何ごとでしょうか。だいたいババアが小綺麗すぎる。なぜよりによって鈴木京香なのか。三好栄子ちゃんとか岸田今日子ちゃんとか新屋英子ちゃんとか、適役はいくらでもいるだろうに(死んでるが)。ババアってもんはなあ、もっとボロボロの服を着ていて、しなびた乳を放り出したまま謎の手押し車を押していたりするもんなんだよ! 関係者のババア観を疑わざるをえない。それはそうと堀北真希がエロい。堀北真希のエロいあえぎ声やらセクハラ行為てんこもりなのでマニアには激しくオススメできる。いっそのこと堀北がダブルキャストでアルゼチンチンババアを演じてもよかったのではないか。「三丁目の夕日」のこじき役とかすごく似合ってたし。堀北真希ほどセクハラしたくなる女優もめずらしいと思います。タテタカコのエンディング曲は有名なアンデス民謡「花祭り」のアレンジだが、関係ないけど吉田拓郎の「落陽」ってあれにそっくりだよね。★