Escape From Doi Naka
わたくしの居住空間の一部である田舎の家にんてて(NTT)の代理店のひとがやってきて、オマエの棲む無慚な田舎にもメデタク光ケーブルが開通したから乗り換えるなら今のうちですよと笑顔で警告された。これまでにも電話による執拗な勧誘攻撃を受けており、その都度何度も何度も断っていいかげんイラついていたのだが、それは向こうも同じなのだろう、総務省からのお達しで契約件数を増やさなければ叱られるので言うことを聴かない貧乏人の家庭を一軒ずつ訪問し、光通信の長所をアピールして少しでも実績を挙げたいというキモチはわかるが、本当に宗教ゾンビのようにしつこい。で、確かにうちは基地局から離れた土地のしょぼい電話回線をむりやりADSLにしてブロードバンドを装っているが、それでも通常の利用に支障がない程度の速度は出ていて今の環境で満足しているので乗り換える必要性を感じないし、固定電話も使わないから光電話にしてもさほど恩恵はなくおまけに糞重いSymante●との抱き合わせ価格なんて押し売りもいいとこで計算すると月額料金が若干高くなるので総合するとこのタイミングで乗り換えるメリットをまったく見出せませんといつもどおり断ったら今回は意外とあっさり引き下がってくれた。ところが、んてての人が帰ったあとぐらいから急にADSLがぶちぶち切れるようになった。少し使っているといきなり切断され、繋がってはまた切断の繰り返し。そのぶちぶち切れるなかストレスで発狂しそうになりながら今この記事を書いている。疑うわけではないが、んててがついに業を煮やし実力行使によるイヤガラセを始めたのではなかろうか。つまりインターネット利用中にぶちぶち切れるよう裏で工作し、こちらが根負けして泣きついてくるのを待っているのだとしたら。泣き濡れた田舎者の頬に手をあて彼らは優しくこうノタマウだろう。汝悲しき田舎者よ、ほらねやっぱり光じゃなきゃダメでしょ?と。おのれ!んててめ!!光ケーブル包囲網はこの田舎町にも着実に侵入し貧困層のクビを否応なく絞めていく。誰が貧困層ですか。