人間人形 デッドドヲル
「人間人形 デッドドヲル(DEAD DOLL)」(2004 米 アダム・シャーマン監督)78分
屍少女 1ねん1くみ 山咲トヲル
持ち主を転々としては破滅へ導く地獄のドヲル、その正体は変態アーティストの手によって屍蝋化された女の死体。ドヲルが甲高い声で「ほたるの光」(?)を歌うとその周囲に死体の山が築かれるという趣向はおもしろいし、サントラも優れている。が、同じようなシーンの連続で飽きるのと、肝心のドヲルも魔性と呼べるほどの魅力はなく凡庸なメリケンビッチだった。人形のくせにしゃべるのもいただけない。邦題からして最低臭をまきちらしているが、「暗黒ベビィ ビクチム」と同じセンスなのはもちろんアルバトロスだからである。たぶん「人間人形 デッドドヲル」と言いたかっただけであろう。ξ