みっちゃんの正体
♪みっちゃんみちみちうんこして、という最低な歌がある。地方によって歌詞にバリエーションがあるようだが、紙がないから手でふいて、もったいないから食べちゃった(なめちゃった)という構成はだいたい同じのようである。
「みっちゃん」のネーミングと「みちみち」という生々しいオノマトペアを連想的に組み合わせた言語センスがすばらしく、作った人は天才ではないかと思うのだが、その作者の正体はいまだ杳として知れない。
作者や、いつごろどのような形で流行したのか、という疑問もさることながら、そもそも歌の題名(?)にもなっている主人公のみっちゃんとは一体誰なのだろうか、というのがわたくしの長年の疑問であった。最後にうんこを食うという行為の異常性からすると、みっちゃん=ミツオである可能性が高い。ミツオは普通にうんこを食いそうだからだ。しかしみちみちという擬音に従うならば一番しっくりくるのはミチコであろう。また個人的にも、食糞という行為との落差からすると、高貴なイメージのミチコちゃんであって欲しいと願わずにはいられない。しかしながら、恐れ多くも皇后殿下のお名前をうんこの歌に使用することなどケツカラン、むしろはばかられる、というわけで、ここはひとつミツコあたりで手を打ちたいと思う。恐らく貧しい不幸な家庭に生まれ育ったみっちゃん=ミツコ(10さい)は、学校教育はおろかまともなしつけも受けられず、貧困と虐待の日々のなかで次第に精神を病み、うんこ食いの習慣形成に至ったのではないだろうか。そう考えるとこれは社会批評も含んだホラー童謡と言えるかもしれない。
といったようなことをさっきうんこしながら考えました。
(追記)と思ったら既に調べた人がいた。けっきょくなんだかわからないのだが。
http://iyage.fc2web.com/mitimiti.htm