ベロニカは死ぬことにした
「ベロニカは死ぬことにした(VERONIKA DECIDES TO DIE)」(2005 日 堀江慶監督/パウロ・コエーリョ原作/筒井ともみ脚本/アンドレア・モリコーネ音楽)107分
まずもって脚本のしょぼさがどうにもこうにも致命的。主人公の自殺未遂の動機にまったく説得力がないうえ、開始30分でだいたい流れが読めるし、予想どおりの安直解決型尻すぼみラスト。「雨の町」の地味な市役所職員が異常に似合っていた真木よう子が今回は図書館職員というこれまたマニヤの股間直撃の設定なのに、本作のバカ脚本家ときたら真木よう子にムダ台詞しかしゃべらせていない。台詞は必要最小限に抑えた映像と音楽で魅せるタイプの文芸映画を期待していたのでまったくもって落胆した。このように作品の根幹部分が決定的に貧相なため、せっかくの真木よう子さんの熱演もおおむね空回り。たわわな両乳を揺らしてピアノでナニをアヘるシーンにいたっては失笑もので、2-3回リピート再生したらもう飽きた。シモネタに短絡していくわりに中途半端という、役にも立たずちん●も勃たぬどうしようもない作品である。あわてて買わなくて本当によかった笑*1。ξ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/09/22
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*1:タダ券使用