夢やぶれて
昨日のことを思い出す
僕は混みあった道をゆっくり流されていた
霧のむこうにネオンの闇がちらつき
押し寄せる顔の海は熱気を帯びている
変わり続ける名もなき群れから
甘美な震えが漂いだして
大気に満ちているようだった
僕は驚いて立ち止まり凝視した
髪に花を飾った男たちを
甘い混乱がぼくの頭を満たしたとき
ぼくは眼覚めてすべてが夢だと知った
こんな感じの異常な夢は
僕に幸福にし恍惚とさせる
そして僕はいま夢やぶれた
彼らは穏やかに諭すような言葉で語った
優美な愛という生活信条について
そして聞いたこともない音に腕を差し伸べ(?)
雲の群がる実に奇妙な上空の光景を見せた
それは僕の傷ついた心にやさしく触れ
彷徨い続ける僕の悩ましい頭を癒した
ときどき僕は思う
あんな純粋さと穏やかな心境は
もう二度と見つからないんじゃないかと(The Zombies "Hung Up On A Dream")
・・・例によって訳は適当。