Entries from 2005-12-01 to 1 month
「ZOO(ZOO: A ZED & TWO NOUGHTS)」(1985 英 ピーター・グリーナウェイ監督)「ZOOをみて」2ねん1くみ ほそかわもりひろどうぶつえんの話だと思って喜んで借りたら変態映画だった。たいへんきぶんがわるい。いますぐ監督にでんわをかけて無言でき…
「青の炎」(2003 日 蜷川幸雄監督)ピンク・フロイドの「THE POST WAR DREAM」で始まる導入部が最高。痺れた。本編も悪くない。悪くないが、実に中途半端。にのみや君の演技はすばらしいのだが、殺人に至る動機の狂おしさがあまり伝わってこない。殺人者の…
「Annie (Special Anniversary Edition)」(1982 USA Directed by John Huston)邦題「アニー」Region1 Closed-Captionedモリーたん萌えのワタクシとしましては買わずにおれま*1せんでしたことを告白いたします。第一、孤児院で強制労働させられる少女たちっ…
当サイトは美少女を粘着的に支援します。そして映画と映画ファンを粘着的に嘲弄します。ほぼ私怨のみを動機として開始したこの日記ですが、すっかりアート気取りのいやらしい人の日記みたいになってきましたね! これでは本当はアートを気取りたいけど他人に…
「ヴィタール(VITAL)」(2004 日 塚本晋也監督)ヴィタ〜ル・サス〜ン、健康な髪の輝きを貴方へ(ていうか浅野、髪切れ)。とりあえず脇役の女優(名前知らん)のカオは笑った。解剖実習の死体を前にひきつってるところや狂的に歪んでいく凝視をフラッシュ…
「山椒大夫」(1954 日 溝口健二監督)124分よく知らんが原作は森鷗外の創作?で、『安寿と厨子王』としても知られる話。鬼畜鬼畜と聞いてはいたが、評判にたがわずエグいですね。立派な鬼畜ホラーである。幼い兄と妹が人身売買のすえ強制収容所で重労働。奴…
「無常」(1970 日 実相寺昭雄監督)146分実相寺&石堂コンビの根暗パワーが炸裂した怪作。高林陽一監督の「蔵の中」、神代辰巳監督の「地獄」など近親相姦を扱った邦画作品を過去に何本か観たが、これは輪をかけて陰惨、そしてエロい。石仏、石塔、古寺、城…
「タンポポ」(1985 日 伊丹十三監督)おゑゑゑっ。洞口依子がめあてで借りたのだが、グロ映画だった。つぶれかけたラーメン屋の再建を中心に、いくつかの食にかんする汚いエピソードで構成されているのだが、きったない食い方のオンパレードで、全編凶悪な…
「哥」(1972 日 実相寺昭雄監督)120分「曼陀羅」が面白かったので実相寺観念三部作とやらを衝動買いした。三作目となる本作は、没落する旧家を舞台に、伝統的な価値体系の崩壊と旧弊に殉ずる青年の悲劇を描いたコメディ映画。伝統を破壊しつくそうとする岸…
「あのカリスマは、自分が生きていくためには手段を選びません。一見弱々しいふりをしつつ、他の植物に毒を盛り、自分だけはびこっていく。・・・ただ、奇妙なのは、他の植物があのカリスマを拒絶するどころか、まるで惹かれるようにしてそれに接近して、若…
「ドグラ・マグラ」(1988 日 松本俊夫監督)再見『黒死館殺人事件』『虚無への供物』は大昔に買ったままめんどくさいので読んでいないが、『ドグラマグラ』は悶絶しながら読んだし映画もそれなりに愉しんだ。原作のもつあの粘着質で重量級の悪夢感覚には到…
「ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版(JACKASS: THE MOVIE)」(2002 米 ジェフ・トレメイン監督)便秘ウンコなみに堅固なモラルをもつ私の立場から申し上げると、たいへん下品な映画である。これをみて笑っているひとは頭がおかしいのではないかとすら思…
「夜の診察室」(1971 日 帯盛迪彦監督)「夜の診察室」をみて 2年2組かいふとしきまた下ネタだ。日本の映画って下ネタしかないのだろうか。冒頭にでかいくちびるが出てきて、あはんうふんとゆう声とともにいかがわしい言葉を連ぱつしたあと、古今東西の房…
「赤い殺意」(1964 日 今村昌平監督)150分 うーむ、かっこいい。セリフなに言ってんのがわがんねけっども、おもしろい。低俗なヨロメキドラマとは一味も二味も違う。日常的に夫や姑になじられコキつかわれている太目の主婦が、夫の留守中に強盗にいてこま…
『Profondo Rosso』[ORIGINAL RECORDING REMASTERED](Goblin, Giorgio Gaslini)「サスペリア2」のサントラ完全版。「サスペリア2」は俺が初めて感動をおぼえた映画作品であり、かつ俺の人生が狂うきっかけになった思い入れの深い作品でもある。それだけに…
『二人の愛が燃えている かぜに吹かれてエキサイティング好きになったら魔法をつかう 海辺のかもめになれるからYOU YOU YOU YOU 夢を追いかけ 季節は何回かわったかしらフロリダあたりでフライングラブよどこまでゆくの そらとぶ恋をみつけましょうYOU YOU Y…
これはかんたん!ドライカレーの作り方。カレールーの上にご飯をのせ、よくかき混ぜます。ドライカレーが出来上がります。「A」(1998 日 森達也監督)135分あれ、オウムってなにをやったんだっけ?と半分忘れかけていたのだが、このドキュメンタリーを観る…
「ドレミファ娘の血は騒ぐ」(1985 日 黒沢清監督)「キャンディ」とかぶりまくっている印象があるが、これはこれでおもしろい。羞恥に関する理論みたいなのはどうでもいいのだが、洞口依子たんのエロかわいさが作品の魅力を必要以上に底上げしている。しつ…
「20畳一間。バス・トイレ・キッチンなし。駅遠し。コンビニは無制限に遠くて、夏は雨漏り、湿気。冬は風通しがよすぎて、健康には最悪。唯一の美点と言えば、窓の外の見晴らしが最高なことと、誰の気兼ねもいらないことと、昼も夜も静かなこと」「言うこ…
「幻の湖」(1982 日 橋本忍監督)164分 6300円 日本語字幕あり観たことはないが「砂の器」「八甲田山」に続く橋本プロ第3作目にして、邦画が誇る珍作として名高い作品である。確かにわけがわからない映画だが、個人的にはおもしろく観た。哲学性、叙情性、…
「ショーン・オブ・ザ・デッド(SHAUN OF THE DEAD)」(2004 英 エドガー・ライト監督)水準以上のコメディだとは思うが、個人的にどうもぬるくて笑えなかった。芸が細かいし、やりたいこともよくわかるのだが、逆に意図が見えすぎてしらけてしまう。残念な…
「殺しの烙印」(1967 日 鈴木清順監督)♪オトコマエの殺し屋は〜で始まるオープニングからして妖しいのだが、殺し屋No.1が登場する後半が滅法おもしろい。殺し屋No.1はカッコいいだけに、微妙にズレた言動を連発して笑わせてくれる。もっと殺し屋N…
「雪の降るその幻の景色の中で君は意識を失いたいそうやが、そのことはまさに、その幻が君のエロチシズムの対象に他ならないことを示しているんや」「そこでは一切言葉がないゆえに、真にエロチックなんや、ということを悟ったんや。始めに言葉ありき。エロ…
「気狂いピエロ(PIERROT LE FOU)」(1965 仏・伊 ジャン=リュック・ゴダール監督)「見つけた」「何を?」「永遠を」何年か前、テレビの深夜放送で「ピエロ・ル・フ」という映画をやっていた。何気なく観たところ、サルっぽい俳優がブツブツ独り言をつぶ…
「日本人の自負心、世界最下位」 心に余裕がなければ自分自身に対し肯定的な評価はできない。 人間の自負心(self-esteem)尺度を研究してきた米・イリノイ州のブラッドリー大学(Bradley University)のデイビッド・シュミット教授が下した結論だ。医学専門…
なにをやりたいのかわからなくなってきたので、しばらく日記の更新を中止します。年明けには『ケイコのおもらし濡れ濡れ日記』として新たにスタートする予定です。
「愛してる、愛してない...(A LA FOLIE... PAS DU TOUT)」(2002 仏 レティシア・コロンバニ監督)いかんせんオンドレイ・トトゥの顔面が既にネタバレ、という欠陥を抱えているためサスペンスとしてはやや退屈だったが、じつに気の利いた小洒落たラストが…
「オーディション」(2000 日 三池崇史監督)いやあ、大笑い。ノコギリおもしろすぎ。ホドロフスキーが絶賛していたので観たのだが、確かにおもしろかった。イヤさでは「ミザリー」を上回っているかも。名前は忘れたがARBのボーカルの人も好演している。火曜…
来たぞ。もとい、来たわよ。本気でつぶしに来たぞ。あたしよ、あたし。サンゲリア子。首を洗って待っとけって言っただろ。ただの脅しと思ってた?(笑) さあクビをひねらせろ。背中に咲いた遠山桜、見事散らせるもんなら散らして見やがれ。というわけで以下…
「クライモリ(WRONG TURN)」(2003 米・独 ロブ・シュミット監督)84分ど田舎に迷い込んだアホ6匹がろくでもない目に遭うというお約束の展開。娯楽に徹した手堅い作りで、同様のホラーにありがちなカッタルイ描写を抑え、テンポよくアホが一匹また一匹と…