Grand-Guignol K.K.K

The half of this site consists of gentleness. The other half of this site consists of lie. Sorry, this is all shit in the end. Here is MATERIAL EVIDENCE: (^ ^)ノヽξ

Entries from 2005-11-01 to 1 month

笑の大学

「申し訳ないね。とってつけたような世間話しかできなくて。」「笑の大学(WARAI NO DAIGAKU)」(2004 日 星護監督)121分個人的には内容がどうのよりも、検閲という制度にいたく共感をおぼえた。私も検閲官同様、「お笑い野郎」には冷や水をぶっかける主義…

インストール

「インストール」(2004 日 片岡K監督)「インストール」をみて 1ねん1くみ ほそかわもりひろはっきりいってしょうもない映画だ。一本ちょうしのゆるいBGMがうざいし、人物ぞうのほりさげもあまい。なによりぜんぜんエロくない。「広くて深いエロの世界」…

世界の中心で、愛を叫ぶ

「世界の中心で、愛を叫ぶ」(2004 日 行定勲監督)138分なんや話がようわからんかった。とくにあのオチ、意味不明。真剣に見なかった俺も悪いとは思うが、ネットで検索しまくったのに何ひとつわからないとはどういうことか。まあいずれにせよ21世紀のものと…

地獄

「ここは汝等の爛れた肉叢から搾り出した膿と腐った屎泥の地だ。好きなだけ食うがいい(This is the pus wrung out of your festering carcasses and a cesspool of your foul wastes. Drink all you wish!)」「地獄(JIGOKU)」(1960 日 中川信夫)英語字…

実戦・読書感想文の書き方

あー、読書感想文かくのめんどくせーと思っている小中高生のみなさん、こんにちは。その気持ちはよくわかります。本当にめんどくさいですよね。読みたくもない本をむりやり読まされて、案の定さっぱりおもしろくないのに、感想もへったくれもあったものでは…

サンタ・サングレ/聖なる血

『私は映画であなた方を射止める。忘れられない映像で見る人を負傷させたいのだ。』―アレハンドロ・ホドロフスキー「サンタ・サングレ/聖なる血(SANTA SANGRE)」(1989 伊 アレハンドロ・ホドロフスキー監督)というわけで口直しに再見。じつはタルコやホ…

ホーリー・マウンテン

「ホーリー・マウンテン(THE HOLY MOUNTAIN)」(1973 墨・米 アレハンドロ・ホドロフスキー監督/ルネ・ドーマル原作『類推の山』)経済的な後ろ盾を得て調子に乗ったホドロフスキーがやりたい放題やらかした壮大な失敗作。むかし途中で寝てしまったので今…

ホワイト・ナイトメア

「ホワイト・ナイトメア(TURN OF THE SCREW)」(1992 英・仏 ラスティ・レモランデ監督)「回転」の陰に隠れて過小評価されがちだが、5回以上観ているぐらい気に入っている。「アザーズ」には若干及ばないものの、雰囲気といい登場するアイテムの禍々しさ…

回転

「THE INNOCENTS」(1961 UK Directed by Jack Clayton)邦題「回転」Region1 English-Subtitledヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転(TURN OF THE SCREW)』の映画化。原作の謎めいたタイトル、そして本作の「回転」という邦題が何をさしているかは解釈が難し…

女王の教室

『女王の教室』(2005 日本テレビ)隔週ぐらいにしか観なかったが、おもしろかったですね。まあテレビドラマなんて滅多に観ないからよくわからんが、個人的には『羅刹の家』(古)以来のヒット。途中からさすがに妥協が多々見受けられたものの、皮肉も効いて…

お経はぼくの手をすりぬけて。

辞世の句をどうしようかと思い悩む今日この頃、このまま決めかねているうちに天寿をまっとうしそうな予感もするのだがみなさまいかがお過ごしでしょうか。さて、人間やはりお骨になってからが勝負であり、常に死んでからのことを考えて行動するべきなのは言…

今週の暴言

「子供なんてものは皆んな飢ゑさせておけば良ひのです。」(与謝野アキコ)

サイレンス

「The Silence」(1998 IRA/FRA/TJK Directed by Mohsen Makhmalbaf)邦題「サイレンス」Region1 English-Subtitled 76分マフマフバフよ、このスケベ。予告編を観て失禁しそうなぐらい感激したので即購入したのだが、いやはやこれはエロい。ストーリーは正直…

サクリファイス

「だが先生は暗すぎます」「暗いとはどういう意味だね」「物事を考えすぎるんです。ないものねだりしていなさる」「サクリファイス(OFFRET/THE SACRIFICE)」(1986 瑞・仏 アンドレイ・タルコフスキー監督)上映時間 149分涙と欠伸なしには観られないタル…

メアリー=ケイトアンドアシュレー パスポート to パリ

「メアリー=ケイトアンドアシュレー パスポート to パリ(PASSPORT TO PARIS)」(1999 米 アラン・メッター監督)フルヲタとしてこいつらの映画だけは死んでも観るまいと心に誓っていたはずだが、結局また借りてしまった(他に借りるものがなかったから)…

深海からの物体X

「深海からの物体X(CREATURES FROM THE ABYSS)」(1994 伊 アル・パッセリ監督)アホ5匹が遭難してバケモノに襲われるだけというどうでもいい話。深海魚がかわいいのが唯一の救い。ξ

少年、機関車に乗る

「また土を食ったな?なぜだ?吐け、吐きだすんだ。おまえは草か」「少年、機関車に乗る(BRATAN)」(1991 タジキスタン・露 バフティヤル・フドイナザーロフ監督)とりあえずタジキスタンが貧乏なのはよくわかった。★

お父さんのバックドロップ

「潮吹いたり鎖ガマ振りまわしたり、何でやっとると思う?」「好きだから」「ちがう。答えは、当番やからや」「お父さんのバックドロップ(Backdrop del mio Papa)」(2004 日 李闘士男監督)「じゃりン子チエ」的おもろせつない人情ベタコメ。なんども笑っ…

ヴィレッジ

「ヴィレッジ(THE VILLAGE)」(2004 米 M・ナイト・シャマラン監督)シャマラン作品に内包されたテーマの生真面目さを思えば、オチとかいう浅薄な枠組で捉えることじたいお話にならないのであるが、今回はインド人特有の真面目な部分が出すぎてしまったよ…

あの鐘を鳴らすのは松尾芭蕉

"You, beggar!" "I beg your pardon?"おれは名もなき托鉢僧。民家を一軒ずつ訪ねてまわり、小銭をもらうのがおれの仕事。誰が乞食じゃコラ。まあ乞食には違いないが、托鉢はもっともポジティブな乞食行為である。筵をひろげて頭を下げるだけならサルでもでき…

えにっき

9月4日(日)くもりきょうぼくはまさやくんと山へすいしょうをとりにいって、しにかけた。がけのふちを歩いているとき、まさやくんが足をすべらせて、おちそうになったのだ。すると、あろうことかまさやくんは、とっさにぼくの手をにぎった。ぼくはあせっ…

今日の苦情

お宅のトイプードルが信じられないような悪臭を放っているのでなんとかしていただきたい。

Alice in Wonderland

「Alice in Wonderland」(1966 UK Directed by Jonathan Miller)Region1 字幕なし傑作。シュールで不気味で、登場人物が狂っていて、かっこいい廃墟もたくさん出てきて最高。原作のあのダウナー気味の世界観を適切に解釈して再現しているのは素晴らしい。…

ひとりでできるもん

選挙というのは妙な仕組みだが、議員というのは要するに我々の代わりにいろいろなことを決めてくれる人のこと。そのいろいろなことを我々に代わってきめてくれる人をえらぶのがせんきょなんですね。あたりまえだがその代表者というのは必ずしも総意の代表者…

幻色の孤島

「幻色の孤島」(日野日出志)「ぼくらの先生」「おーいナマズくん」「かわいい少女」「幻色の孤島」「つめたい汗」「猟人」「人魚」ごく初期の作品を収めた短編集。どちらかというと残酷というよりもメルヘンチックで、全体的にやや薄味だが、いわゆる奇妙…

地獄の子守唄

「地獄の子守唄」(1971 日野日出志)「蝶の家」「七色の毒蜘蛛」「白い世界」「博士の地下室」「どろ人形」「地獄の子守唄」の初期六作品を収めた珠玉の短編集。いずれも幼児的な寓話世界に狂ったユーモアとペーソスが同居する非常にどつぼな作品である。「…

赤い蛇

「赤い蛇」(1983 日野日出志著)「地獄変」が個人的な怨念を普遍的な恐怖に結晶させた傑作だとすれば、「赤い蛇」は幼年期の無限地獄を刻印した狂気の力作だと言えよう。終わりのない悪夢的シークエンスが、恐るべきテンションを維持したままラストまで疾走…

Happy Tree Friends:Third Strike (Vol 3)

「Happy Tree Friends:Third Strike (Vol 3)」Region AllHappy Tree Friendsの第三弾。一部のエピソードが旧作と重複しているが、それ以外は新作のようである。過激さを意識してかホラー色が強まっているものの、それに反比例して面白味は薄れているのが残念…

人生は驚きに満ちている

駅で電車を待っていると 一人の少女がやってきた少女はにっこり微笑んで 僕を射殺しながらこう言った「人生は驚きに満ちている」ピクニック中の一家を 甦生したばかりのゾンビが襲った一家は悲鳴をあげながら ゾンビを茶漬けにして食った人生は驚きに満ちて…

UNKO・マイ・ラヴ

誰が置いたか知らないが道端に小さなUNKOひとつ名もなき詩人の魂のさけび道を歩いていると、予期せぬ路上アートに遭遇することがある。今朝も歩いている途中、側溝にぶちまけたすさまじいゲロの跡があった。朝帰りの酔っ払いが残していったものであろうか。…