Entries from 2004-11-01 to 1 month
「勝手にしやがれ(A BOUT DE SOUFFLE)」(1959 仏 ジャン=リュック・ゴダール監督)「つまり俺はアホだ。結局はそうさ。アホでなきゃ」ゴダール映画というと、なんかサルっぽい人がわけのわからない独りごとをブツブツ言ってるだけという印象があって、実…
「処刑軍団ザップ(I DRINK YOUR BLOOD)」(1970 米 デヴィッド・ダーストン監督)一応カルト映画ということになっていて、一部マニアの間では非常に評価の高い作品です。まず、この安いというか異常にババッチイジャケのイラストが素敵ですね。腐った男の…
♪ららーららー、ららーららー、ららーららー、らーらーらーらららら〜♪「雑踏の中で得意げにタバコをふかすウンコ脳のみなさんこんばんわ、ラウラです」「シルヴィアです」「やって参りました『思想の森』第3回。今週は西田幾多郎の『絶対矛盾的自己同一』…
「オズの魔法使(THE WIZARD OF OZ)」(1939 米 ヴィクター・フレミング監督)大辞林 第二版 (三省堂)【ミュージカル】第一次大戦後アメリカで独自の発達をとげた、突然歌って踊り出すいかれた舞台形式のこと。「ミュージカルってさあ、なんで急に歌いだ…
(電話の呼び出し音)「はい」「伊澤さんですか」「そうですけど」「ヒヒヒヒおまえ殺す」「うわ、誰だおまえは。警察呼ぶぞ」「どうだ怖しくなったろう。安吾よ、お前は死ぬのが怖しいのだ」「何だよ安吾って。あんただって怖いだろうが」「いいえ少しも。…
ならず者 正気に戻ったらどうだい随分と長い間 おまえは塀を越えて来たおまえは頑固だし 言い分だってあるだろうだがおまえが求めるものは どうしたっておまえを傷つけてしまうダイヤのクイーンを引くつもりかいいざとなればおまえを打ちのめすというのにハ…
「BALLOON FARM」(1999 USA Directed by William Dear)Region 1 Subtitled Closed-Captionedディズニー製テレビ映画です。旱魃で苦しむ町に、謎のオッサンがやってくる。そしてオッサンは水も使わずに一晩で、自分の土地を一面の「風船畑」にしてしまう。…
「グレアム・ヤング毒殺日記(THE YOUNG POISONER'S HANDBOOK)」(1994 英 ベンジャミン・ロス監督)映画なのでユーモラスに誇張してあるが実話である。以前テレビでこの人のドキュメンタリーをやってた。俳優がすばらしく気持ち悪いですね。これほど陰湿な…
「ザ・ガーデン(THE GARDEN)」(1990 英・日・西独 デレク・ジャーマン監督)ヲサレアートな人に性的倒錯傾向があるのは周知の事実ですが、これはホモの脈絡のない妄想を映像化した作品。ホドロフスキーのエセ宗教テイストにパゾリーニの下品さを加えて現…
「時の支配者(LES MAITRE DU TEMPS)」(1982 仏 ルネ・ラルー監督/ステファン・ウル原作)「ペルディド星の孤児は死んだ」「死んで永遠の世界に行ったのさ」「ファンタスティック・プラネット」のルネ・ラルー(監督)&ステファン・ウル(原作)コンビに…
「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと(IN AMERICA)」(2002 愛・英 ジム・シェリダン監督)「生きていることも幻想みたい。息をしてるのも幻想」貧乏アパート、エアコンなし、ロリ姉妹つき。あざとい。あざとすぎる。というか完璧である。こういういわ…
「バッドトリップ(TOUGHGUY)」(1995 米 ジェームズ・メレンディノ監督)『暴行、陵辱、白昼夢・・・。「キリング・ミー・ソフトリー」のヘザー・グラハムが魅せる官能と惨劇のエロティック・サイコスリラー!』ビデオを借りて観ただけだが、DVDのジャ…
「誘惑の接吻(SKIPPED PARTS)」(2000 米 タムラ・デイヴィス監督)日米ともに未公開に終わった作品。日本版VHSはドリュー・バリモア主演であるかのような宣伝をしているが(画像は北米盤DVD)主人公の少年の妄想に登場するちょい役である。邦題もひどいな…
「けだもの組合(ANIMAL CRACKERS)」(1930 米 ヴィクター・ヒアマン監督)マルクス兄弟のキチガイキャラが見事に生かされた初期の傑作。なんといってもイカれた教授役のハーポが絶品。コートを脱がせたら下着姿でなぜかいきなり発砲。むちゃくちゃである。…
甘い。なんでこんなに甘いのだろう。これの半分、いやせめて4分の3ぐらいに甘さが抑えてあればもう少しまともな食い物になるのに、と思うことがよくある。とくにひどいのが、羊羹とか饅頭とかの和菓子のたぐい。甘いものは人間にとって快感のひとつである…
「制服の処女(MADCHEN IN UNIFORM)」(1931 仏・独 レオンティーネ・サガン監督)おおお、なんという直接的な邦題!と思ったエロガッパ諸氏には申し訳ないが、ただの直訳である。内容も総じて真面目であり、保守的かつ全体主義的な女学院を舞台に教師と生…
エロは続くよどこまでも。エロマスターへの道は長く険しい。「O嬢の物語(HISTOIRE D'O)」(1975 仏・西独 ジュスト・ジャカン監督)田嶋陽子先生がご覧になったら憤死なさりそうな内容ではあるが、まことにつまらない映画である。淫靡さが決定的に不足し…
「DEATH GAME」(1977 USA Directed by Peter S. Traynor)邦題「メイク・アップ」Region All 字幕なしある大雨の晩、男は妻と子供の留守中にずぶぬれの若い娘二人を泊めてやりました。二人は美しいうえとても大胆だったので、男はついついあんなことやこん…
「惑星ソラリス(СОЛЯРИС)」(1972 ソ連 アンドレイ・タルコフスキー監督)体調がよかったので随分前に買ったまま放置していたこんなものをひさしぶりに観た。うーむ、エロい。タルぴょんの画はなぜかくもエロいのだろう。俺は多分タルコ信者ではないし、そ…
「名もなきアフリカの地で(NIRGENDWO IN AFRIKA)」(2001 独 カロリーヌ・リンク監督)ハルストレムでない方の「ショコラ(CHOCOLAT)」(1988 仏 クレール・ドニ監督)という地味ながら印象的な映画があったが、ちょうどあれを思わせる。というかそっくり…
「小さな目撃者(EYEWITNESS)」(1970 英 ジョン・ハフ監督)ジョン・ハフの劇場デビュー作らしいが、まあ凡作。というか愚作。マーク・レスターの子役人気に便乗して作られたような作品で、スタッフのやる気のなさがひしひしと伝わってくる。マーク・レス…
「ロゼッタ(ROSETTA)」(1999 白・仏 リュック=ピエール・ダルデンヌ/ジャン=ピエール・ダルデンヌ監督)「あなたはロゼッタ。私はロゼッタ。仕事を見つけた。私も見つけた。友達ができた。私にも。まっとうな生活。私もそう。失敗しないわ。私も失敗し…
「素晴らしい風船旅行(LE VOYAGE EN BALLON)」(1960 仏 アルベール・ラモリス監督)「お馬鹿さんだな。羊が出られると思ってぐるぐる回ってる。」「赤い風船」のアルベール・ラモリスが風船から気球に乗り換えて魅せる一篇の<映像詩>。まあ「赤い風船」…
久しぶりにビデオやへ行ってエロそうな映画を5本も借りてきた。「ジェーン・エア(JANE EYRE)」(1944 米 ロバート・スティーヴンソン監督)「ジェーン・エア 1829年4月入学 協調性なし」言うまでもないが「ジェーン・エア」はブロンテ姉妹のどっちかが書…
もし聴いてくれるのなら 君の耳元で歌おう奇妙に聞こえる言葉があるだろうけど気にしないでそしてもし聴いてくれるのなら君が見つける変化についてぼくが話そうそうすればぼくの言葉は君に届くだろうぼくらのたくさんの歌のなかには君に響くものがあるそれは…
「キル・ビル Vol.1(KILL BILL: VOL.1)」(2003 米 クエンティン・タリランティーノ監督)明るい女囚さそり、または女装した遠山の金さん。センスのいいオタク外人が「趣味」で作ったチャンバラコメディーですね。タリランの狙いが見えてくるに従って、真剣…
「我輩はカモである(DUCK SOUP)」(1933 米 レオ・マッケリー監督)ようやく単品で出たので買った(というかBOX暴利過ぎ)。マルクス兄弟の映画は好きでほとんど観たが、作品としての完成度という点ではやはりこれだろうか。で、あらためて観ると、ぶっち…
「罠に堕ちた天使(FALLEN ANGEL)」(1981 米 ロバート・ルイス監督)もうひとつの邦題を「ロ○コンの罠に堕ちた天使」という。児童ポルノという現代社会の病巣に鋭く切り込んだけっこう真面目な教育的意図のテレビ映画である。でまあこれは内緒だが、真面目…
たとえば自分のことを呼ぶとき、人称を「オレ」にするか「ボク」にするか「ワタシ」にするか「ワシ」にするか「ワガハイ」にするか「朕」にするかという問題があり、ボクちゃんもいつも思い悩むのである。"I"とか"You"だけで済む英語と違い人称で社会的立場…
スネオヘアー。うーん、聞いただけで下痢しそうな名前だ。さて、そんなこととはぜんぜん関係なく、またしても俺は猛烈に怒っている。いい年こいてうちの敷地に立小便をしていくジジイどもがいるのだ。近所の「観光名所」へ来たついでに、わがもの顔で他人の…