Grand-Guignol K.K.K

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今日の叙事詩(ポエム)


青葉城恋歌 1ねん1くみ さとうむねゆき

〜プロローグ〜
その者、青き衣をまといて金色(こんじき)の野に降り立つべし
しかしてその者、おもむろに衣を脱ぎ捨て、裸をどりをするべし

あかがね色の曙光(ひかり)あびて
かがやく蔵王のハゲ連山
いにしえの幻像(まぼろし
わが魂にあふるるがごとし
嗚呼(ああ)
麗しきわが故郷(ふるさと)
われ路上に犬の粗相(うぬこ)を発見せり
蜷局(とぐろ)を巻きて
禍々しき瘴気を孕みしが
いとおほけなく
やんごとなければ
素手でつかみて
大空に投げ放てり
黄金の影
たわやかに舞ひ上がり
ぐろぐろと渦巻きて
混沌(ケイアス)の彼方に消失したれば
われ永遠にも似ためまいをおぼゆ
遠くよりわれを見つめる影あり
そは地獄より遣わされし番犬(ケルベロス
むく犬ディグビー》なりしか
黒き瞳の濡れ光りて悲しげなるが
われに歩み寄りて
おもむろにけつをふりむけり
むくつけき花弁(エイヌル)の奥の
小刻みに震へし暗黒星(ぶらっくほーる)の彼方より
怒濤の如く轟音の湧き起こりて
われ顔面に凶悪なる《屁》を放たれり
嗚呼(ああ)
われ魂の奥底より絶望をおぼゑたり
むく犬もろとも青葉城粉砕
暁の死兆星に向かひてひとり
えへらうへらと笑ひけり

【コメント】空に投げたうんこはどこへ消えたんだ?(笑)