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金太郎うろ覚え書き

日本昔話における三大太郎といえば、桃太郎、浦島太郎、あと一人は?
金太郎です。
断じて三年寝太郎、ましてや垢太郎(不衛生)などではありません。
金太郎といえば、おかっぱのてっぺんハゲで、金という文字が入ったひし形の腹掛けをして、尻まるだしでまさかりかついでクマに乗ってるクソガキ。
と、ビジュアルイメージはそこそこ具体的なのに、どういう話だったのか、いまいちはっきりしないので有名です。
桃太郎は勧善懲悪劇のプロトタイプ、浦島太郎は不条理劇の骨頂と言えますが、それにひきかえ金太郎はいったいどういうお話だったのでしょうか。
答え↓
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=59
つまり、そもそも金太郎は坂田金時という人物の幼名であったということですが、坂田金時という人物は昔の書物にその名が書き遺されているだけで、写真も残っていませんので、坂田さんが本当にいたのかどうかはあやしいです。
その証拠に、金太郎のおともだちは山の動物たち(笑)、大木を押し倒し(マサカリ使えよ)、危険きわまりない一本橋をかけ、クマを相撲で負かして家来にしたりと、あからさまに嘘くさい話のオンパレードです。
仮に坂田金時が実在の人物だったとすると、上記の逸話は、坂田が子供のころから強かったと言いたいがために、後世の人がでっちあげた作り話であろうと思われます。
そして話にオチがありません。桃太郎のような水戸黄門イズム、浦島太郎のような強烈なSF的展開もなく、最後は立派な人になりました、というだけ。
うーん。印象が薄いのはこのためですね。
金太郎飴として商品利用されたり、CMで笑われ役に起用されたり、イメージだけのキャラクターに成り下がってしまうのも道理です。
それにしても、坂田さんもまさか、幼少の頃とはいえ自分が尻まるだしの恥ずかしい恰好をしていたなどと後世に語り継がれるとは夢にも思わなかったでしょうね。
関係ありませんが、アホの坂田と称する吉本芸人さんも金太郎のまぬけなイメージに貢献していると思われます。
アホの坂田 金太郎 で検索


桃太郎や浦島太郎の童謡と同様、金太郎にもテーマ曲があります。
うろおぼえですが、こんな感じです。

♪まさかりかついだ(で)金太郎
xxxxxx(不明)おうまのけいこ
はいしどーどーはいどーどー(繰り返し)♪

童謡「村まつり」をパクったようなこのメロディーに聞き覚えのある方も多いでしょう。
曲名はずばり「きんたろう」。↓いま調べました。
http://j-lyric.net/artist/a00126c/l013275.html
一節目はまさかりかつい「で」が正解のようです。
そしてやはり話にオチがありませんでした。印象が薄いわけです。
それにしても二番の歌詞がすごいですね。
♪けだものあつめてすもうのけいこ
山のおともだちをけだもの呼ばわり(笑)。
けだものたちがその後どうなったのかは定かではありません。