なぜ女性は先の尖った靴をはくのか
俺なりに考えてみた。
1.足がそういう形をしている
ニワトリが先か卵が先かみたいな話だが、なかにはそういう人がいるかもしれない。が、少なくとも俺はそんな足を見たことがないし、まさか特注で作っているとも思えないので、これはおそらく却下であろう。
2.足をそういう形にしたい
纏足の考え方である。まああれが美しいと思う人はよほどの畸形フェチだろうが、実際は尖っている部分の空間は余剰のようであり、そう簡単に足の形が変わるとは思えない。よってこれも却下である。
3.脚を美しく見せるため
まったくわけがわからないが、こういう考え方もあるらしい。あれのどこが美なのかと首をひねってしまうが、これも畸形フェチの延長みたいなもんだろうか。
4.痴漢よけの武器
これが一番現実的な案だろう。満員電車とかでハイヒールの女にウロウロされるのはけっこう恐怖である。あれで体の一点を集中的に圧迫されたらと考えると体のいろんなところが縮んでしまい、痴漢どころではない。それと同じように先の尖った靴も婉曲的な武器になっている。「変な真似しやがったら睾丸を蹴りつぶすぞ」という無言のメッセージが込められているわけだ。もっともなかには思いっきり蹴られたい、ハァハァとか思う変態諸氏もいるだろうから、必ずしも効果があるわけではない。