オシエテオジイサン
「わたしは目撃者 デジタル・ニューマスター(IL GATTO A NOVE CODE/THE CAT O'NINE TAILS)」(1970 伊・西独・仏 ダリオ・アルジェント監督)
ハピネットの旧盤は画質・音質ともにひどい代物で、おまけに音声も伊語のみという糞仕様であった。「ビスコティーノ」でおおいに萎えたので今回買いなおした次第ですが、これは十分に及第点。もちろん英語・伊語ともに収録。英語字幕があれば完璧だったが、まあ贅沢は申しますまい。ジャケットを緊縛ロリに変えたのは確信犯だろうな。デザイン的には予告の方がカッコよかったが。そういえば旧盤のジャケは殴り描きみたいなネコの絵だった。あれはあれでかわいいんだけど、本編に出てこない。
「フェノミナ/インテグラルハード完全版 デジタル・ニューマスター(PHENOMENA)」(1984 伊 ダリオ・アルジェント監督)
本国公開時のどうでもいいシーンを追加、全編イタ語吹き替えのうえ日本語字幕もいまひとつという例のまったくありがたくないバージョンだが、それを律儀に踏襲した旧盤は唯一の収穫がクラウディオ・シモネッティのお耽美ビデオクリップぐらいで、どっちにしろ本当の意味での「完全版」にはほど遠かった。というわけで英語音声入りの新盤を買いなおしたわけだが、うーむこれまたどうにも中途半端である。尺が完全版だから英語と伊語が混在しているという弁解は判るが、通常版のVHSに入っていたはずの英語音声までが部分的に欠落しているのはどういうわけかね。そこらへん俺の腐った頭でもわかるように説明してもらえんかね。教えて、グロい人。もちろん映画そのものは悪趣味ギャグ全開で楽しいんだけども。