Grand-Guignol K.K.K

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君も脳タリンになろう

かつて神童と呼ばれた私も、おかげさまでネットでひとりごとを呟くまでになりましたが、最近これではいかんと思いはじめ、もっと低脳ぶりに磨きをかけることにしました。その道の達人と呼ばれる人は、ひとめでそれとわかるようなオーラを漂わせています。どうすればあのオーラを獲得できるのでしょうか。さあ、ここで第一の難関に突き当たりました。低脳のポイントは言うまでもなく、顔です。知性のカケラも感じさせない虚ろな表情をつくらなければなりません。一体どうすればいいのでしょう。みなさんにだけ特別に、私が長年かけて習得したコツをお教えしましょう。本当に特別ですよ。まず、目はつねに宙をおよいでいるか、あらぬ方向を眺めていることが肝要です。そしてつねに口を半開きにし、うっすらと半笑いをたたえるよう努めましょう。難しいですが、鏡を見て何度も練習してくださいね。ヨダレなんかも垂らすと効果的ですが、やりすぎるとある種の差別的表現になりかねないので節度をこころがけてください。あと、ロンパリと言って、ロンドンとパリを一度にみるような視線が加われば完璧ですが、これもやりすぎると差別的表現ととられかねないので慎重に行なってください。さて、ここからが本番です。他人に低脳ぶりをアピールするためには外へ出なければなりません。となると当然オシャレにも気を使わなくてはいけません。私の経験から言って、服はジャージがベストです。できれば黄色とか紫とかの、原色系の派手なやつがお薦めです。髪型は、極端にボサボサか丸刈りがいいです。中途半端はいけません。さあ、準備が整ったら外に出ましょう。できるだけ自然がいっぱいで人も多い、公園なんかが最適です。道すがら、鳥や昆虫に気づいたら、必ず指をさして「あ、蝶々や」「ハトや」「スズメや」と叫んでください。目にとまったものはすべて言葉に発するよう心がけてください。すれ違う人々もみなさんの低脳ぶりに驚きを隠せないことでしょう。さて、とうとう最後のしあげです。これは相当な高等テクニックを要する技ですので、初心者にはお勧めできません。あと、男性限定ですのであしからずご了承ください。まず、ジャージのズボンを下ろし、おちんちんをとりだします。さらに、おちんちんの先端を丈夫な紐でくくり、紐のもう一方の端を近くの木にゆわえつけます。そして木を支点にして、半弧を描きつつ左右に移動し、「イタイイタイ」と叫んでください。これであなたも立派な脳タリンです。