ディックの奇妙な日々
「ディックの奇妙な日々(THE TROUBLE WITH DICK)」(1986 米 ゲイリー・ウォルコウ監督)
「スクリーム・プレイ」と「バカルー博士の超次元アドベンチャー」をあわせたような、悪夢+幻覚系のシュールな映像がイカしています。でも総じておもしろくありませんね。とくに前半の姉ちゃんとイチャイチャしまくる展開がものすごくどうでもよかったです。いちおうフィリップ・K・ディックをモデルにしているらしいので、もう少しドラッグ感覚を前面に出して欲しいところです。そういえばブレランをはじめディック関連の映画はどれも個人的にいまいちですが、やはりラリ中オヤジがへろへろの頭でしぼりだした原作の方がおもしろいですね。★