ベアーズ・キス
「ベアーズ・キス(BEAR'S KISS)」(2002 加 セルゲイ・ボドロフ監督)
檻に入れておいたクマが一夜あけたら裸のおっさんに変身していたという夢幻的なお話ですが、恐ろしくテンポが悪いのが難点です。なぜこんな映画を観たのかというと、「ショー・ミー・ラヴ」のエロい唇で私を悩殺したレベッカ・リリエベリたんが主演しているからである。残念ながらこの映画のレベッカたんはちょっと別人というかアンナ・パキンのバッタもんみたいになっていて、まあそれはそれで可愛いかったりするのですが、いかんせん胸元は開きすぎだし乳もでかすぎるしいやらしい裸身も晒すしで、まあそれもそれでよかったりするのだが、それ以前にセリフ回しがダメすぎ。慣れない英語のセリフがいかにもたどたどしく、それだけでものすごい大根に見えるのである。これではどんなにレベッカたんがエロくても興ざめする。とはいえ唇はあいかわらず非常にエロいですね。クマ公と抱擁し執拗に体をペロペロ舐めまわされて法悦の表情をたたえるという、明らかに獣姦エロスを狙ったシーンもあって、唇ロリータの面目躍如といったところでしょうか。クマ役の俳優は監督の息子で、既に故人だったと思います。この人はたしか以前「○チンコ」とかいうテレビ番組でボクシングと称して不良をボコボコにしていたような気がしますが、この作品でも一撃必殺のベアクローでウザイ連中を片っぱしから血祭りにあげていきます。★