Grand-Guignol K.K.K

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コ○ラのマーチよ、調子に乗るな。

沖縄に行ってきた人が何かのひとつおぼえみたいに買ってくる「ちんすこう」というお菓子があります。中国渡来のカステラみたいなものが語源・由来のようですが、漢字で書くと画数が多くて読めないし意味もよくわからないので、もっぱらこのひらがな表記で通っているようです。で、通常の知性の持ち主ならすぐにお気づきかと思いますが、「ちんすこう」というのはとある言葉のアナグラムになっているんですね。なんのアナグラムかだなんて、あまりに卑猥すぎてそのものズバリを私の口からは申し上げられませんが、この呪文にも似た語感の心地よさからして、潜在意識へのすりこみ効果を狙ったメーカーの宣伝戦略と考えてまず間違いないでしょう。ほんとにもう、なんていやらしい名前なんでしょう。で、この人騒がせなちんこすうですが、赤や黄色や紫といったどぎつい原色系のケバい見た目でも有名です。よほど目立ちたいのだと思いますが、いったい何色ぐらいあるのかご存知ですか?知るわけありませんよね。というわけでさっそく沖縄へ飛んで調べて参りました。三日間、足を棒にして土産物店を巡り歩き、不眠不休で数えまくった結果、死ぬほどたくさんの種類があることがわかりました。途中でバカバカしくなって数えるのをやめたほどです。さらに調査の過程でいくつか試食などもするうちに、別のことが気になりはじめました。バラエティ豊かな色彩を誇るちんこすうですが、これらに使用されている色素の正体は一体何なのでしょうか。というわけでこれについても調べて参りました。代表的な紅いもや黒糖を始め、変わったところではゴーヤ、ウコン、青汁などもあるようです。シーサーをも恐れぬ無限のバリエーションを生み出す琉球文化の懐の深さに感じ入った次第です。ひょっとしたら、ナマコ、ウミウシアメフラシ、イソギンチャクなども使われているかもしれませんね。ただ残念なことに、メーカーによっては青色○号などヤバ系の人工着色料がこっそり混ぜられているようです。「紅いも」などの表記をそのまま信じ込まずに、原材料名を必ずチェックするように心がけてください。あまりに鮮やかすぎる赤や黄色や紫、はたまたサイケデリックなちんこすうをみつけたら要注意です。琉球の歴史と文化をそのまま映すちんこすうは、ヤマトゥンチュに対するゴーヤ民族のささやかな怨念がこめられたお菓子でもあったのです。