夢のチョコレート工場
「夢のチョコレート工場(WILLY WONKA & THE CHOCOLATE FACTORY)」(1971 米 メル・スチュアート監督)
SFホラーミュージカルファンタジーコメディの傑作。発狂したようなエピソードのつるべ打ちに圧倒される。ロアルド・ダールの原作も大概異常だったが、ここまでトチ狂ってはいなかったと思う。「ドリトル先生不思議な旅」との最大の違いは、作った人がキチガイであるか否かです。速攻でDVDを注文しました。この映画には頭のイカレタ人が多数登場しますがすべてこれ現実世界に対するあてつけであり、かと思えば絶妙のタイミングでウンパルンパの曲が流れ、ことごとく肩透かしを食わせるという高等テクニックが使われている。これはもう降参するしかない。リメイク作品が製作中だそうだが、本作の歪んだイマジネーションを超えるのはまず不可能であろう。★★