Grand-Guignol K.K.K

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主婦ビッチがしたこと


いやあ、女装は楽しいなあ、ホント心が癒されるよ。ってなにジロジロ見てんだテメエら!!ぶっ殺すわよ?
まあ最近この種の変態が多くて困るよねえ(ブラをつけながら)。前から言っているとおり俺は主婦になって家にひきこもるのが夢なのだが、実現するには障害が多すぎて当分かないそうにない。しかし心はつねに主婦である。だからホーム製品とかにはけっこううるさい。ジューサーミキサーとか圧力鍋とか真空ポンプといったキッチン用品を始め、わりといろんなものに手を出してどれもそこそこ満足している。食器洗い乾燥機も主婦ゴコロをくすぐる魅惑的なアイテムである。もう少し値段が下がって性能も上がったら買おうと発売当初から思っているのだが、タイミングが難しくていまだに手が出せないでいる。全自動ドラム式洗濯機も欲しいけどさすがにあれは贅沢すぎるな。あそこまで手抜きをしては一流の主婦とは言えない。
最近買って得したと思うのがサイクロン式掃除機。スティック型で場所をとらないしゴミパックなんて面倒なものもない。流線型のフォルムとスケルトンのオシャレなデザインがインテリアとしても楽しい。これで5000円前後とは驚きのコストパフォーマンスである。じつはもうひとつ隠れた楽しみがあって、この時期になると増えてくる害虫のたぐい、ショウジョウバエとか蚊とか名前のわからない跳ねる虫とか、ああいうのをこのサイクロンたんで吸い込むのである。一寸の虫にも五分の魂とかいうのは単なる例えで、あいつらには魂なんかないので殺生してもバチはあたらない。で、サイクロン式の掃除機はゴミパックでなくて直接半透明のダストカップに送り込むので、とれたゴミが外から確認できるのだ。しかも大型の掃除機ほど強力ではないから、虫は吸い込んだ後も意識を保っていて、ダストカップのなかでゴミといっしょにじたばたもがいている。逃げられると思っているのだ。俺は生まれつき性格が異常なのでこういうのを観察するのが大好きである。アホの虫がゴミのなかでぴょんぴょんしてるのをしばらく放置しておき、さて、もうそろそろ死んだかな、と思って見るとまだしぶとくぴょんぴょん動いていたりする。蟻地獄のなかの蟻のように必死で這いあがろうと虚しい努力をくりかえすアホの虫たち。泣かせます。