Grand-Guignol K.K.K

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汚食運動の推進について

レディメイドの清潔(?)な食品群と飽食文化に慣れきったヤワな現代人。自給自足文化を放棄し、農薬まみれの輸入食品に頼りきりみずからの首を嬉々として絞めているニッポン。これでは来るべき飢餓時代を乗り切れるわけがないと思う。
ごくたまにだが、街で他人の目を盗んでゴミ箱をあさっている人がいる。こんな時代だからこそ、彼らを見習わなければならないと痛切に思う。粗食ではなまぬるい。これからは汚食の時代だ。普段から汚いものや腐ったものを食べて耐性をつけておくべきだろう。野菜は土のついたまま生で食うべし。肉や魚ももちろんナマで食う。調理は必要最低限に抑える。栄養成分はナマの状態が一番保持されているので、これは栄養学的にも正しい。腐っていても気にする必要はない。雑菌のたぐいが心配だろうが、野生動物が腐ったものや汚いものを平気で食っているのはなぜか考えてみるがよい。やつらは汚いものに対する抵抗力が違うのだ。人間など足元にも及ばない。人間は犬畜生にも劣っているのだ。その事実が解っているのか?
慣れてきたら、道端に落ちている食べ物も片っぱしから拾い食うといい。マクドナルドのゴミ箱の食べ残しや出所不明の生ごみなんかも手づかみで奪い取れ。本当に食糧不足になったら汚いだのなんだの悠長なことは言ってられない。墓地や死亡事故現場のお供え物も片っぱしから拾って食え。祟りなんて存在しない。第一あれは動物に供養するためのものなので、人間様が食っていけないという理由はないはずだ(しらんけど)。拾い食いがクリアできたら次は狩りの要領をおぼえろ。野生動物をつかまえてそのまま食うのだ。ネズミもハトもイタチもヌートリアも合法的に食い放題だ(しらんけど)。ネズミの一匹や二匹ナマで食えなくてどうするか。そんなことでは最終戦争の後に生き残れないぞ。
このように、訓練次第で徐々に抵抗力がついて、やがてたいていの汚いものは平気で食えるようになる。極限状況下で生き延びる知恵も身につくことだろう。最終戦争後の世界で(その戦争で奇跡的に死ななかったとして)どうしても生き残りたい人(そんな奇特な人がいたとして)は是非ともがんばってほしい。新世代のアダムとイブは、まちがいなく君たち汚食主義者から選ばれるはずだ(しらんけど)。