チキ・チキ・バン・バン
「CHITTY CHITTY BANG BANG」(1968 USA Directed by Ken Hughes)邦題「チキ・チキ・バン・バン」Region1 English-Subtitled Closed-Captioned
俺が大好きなミュージカル作品。例によって「愉快な歌と踊り」で思う存分退屈させてくれる。シツコイんだこれがまた。はよ話進めんかい。いい大人がノリノリで恥ずかしい歌を熱唱する姿は「寒い」と形容するほかないのだが、そこはヘザー・リプリーたんの無邪気さ愛くるしさにうまく救われている。カワイイんだこれがまた。「メリー・ポピンズ」のシャーマン兄弟によるテーマ曲を歌うシーンがじつに楽しい。陸海空と万能を誇るチキチキバンバン号のクラシックなフォルムが文句なしにかっこいいし、窮地に陥ると突如トランスフォームを始めるシーン(実はオッサンの妄想。あ、ネタバレしちゃった)は 創造的な刺激に満ちている。そう、この映画の主役は紛れもなく、子供たちとチキチキバンバン号なんである。チキチキぢゃなくてチティチティぢゃねえのか?なんて野暮は言いっこなしだ。