ローズ・レッド
「ローズ・レッド(STEPHEN KING'S ROSE RED)」(2002 米 クレイグ・R・バクスリー監督/スティーヴン・キング脚本)254分
数十年に渡って増改築を続けたという実在のウィンチェスター屋敷をモデルにしたテレビ映画。性懲りもなくリサイクルされる超常現象ホラーの王道をなぞった展開とド派手で退屈なCGアクションを駆使し、思いっきりアクビを連発させてくれる。屋敷にたどりつくまでやたら時間がかかるので途中で飽きてしまうのと、あと登場人物が多すぎるうえしょーもないことですぐに口喧嘩をおっ始めるのでイラつくことおびただしい。登場人物のどうでもいい確執なんか描かなくてよいので、彼らにはもっと景気よくバッタバッタと死んでいってほしいところである。ところでキング原作のテレビ映画は総じて長いだけでたいしたものがないように思うが、「ランゴリアーズ」だけは誰が何と言おうと秀作である。☆