ガーフィールド
「ガーフィールド(GARFIELD: THE MOVIE)」(2004 米 ピーター・ヒューイット監督)81分
《公開時コピー》ニャマケモノで行こう
致命的なことを申し上げるようだが、主役のガーフィールドが絶望的にかわいくない。デフォルメした猫をオーバーアクトで饒舌にしゃべらせる意味がわからない。ていうかコレ猫じゃないし。しかも漫画やフルCGならまだしも、実写のなかにCGという異物をまぎれこませることによって、双方のニセモノ感というかキモさに拍車がかかる。リアルに造型した3次元CGアニメが実写と張り合ったらホンモノの方がかわいかったというオチ。しゃべる動物としゃべらない動物が混在している中途半端な設定も気になった。趣味がイヤガラセという割になんだかんだでイイやつなのにも失望した。というわけでなにからなにまで中途半端な映画だが、「スクービー・ドゥー」よりはいくらかマシだった。★