オトナの童話シリーズI 世にも恐ろしいグリム童話
「オトナの童話シリーズI 世にも恐ろしいグリム童話」(2000 日 増井壮一監督)
グリム童話の残酷性に特化し、ホラー風に解釈/脚色したオムニバスアニメ。
第1話「ヘンゼルとグレーテル(Hansel und Gretel) 」
「ボクを食べるんなら、死ぬ前にボクにも食べさせてね。お腹すいたまま死にたくないから」
不条理チャイルドホラー。脈絡なく暴力をふるう子供など、明らかにやりすぎな描写がブラックギャグの域に達している。不気味さを誇張したハニワかグレイみたいな子供の容姿と、殴り書きのようなヘタクソな絵柄が却ってリアルでこわい。★1/2
第2話「青ひげ(Blaubart)」
もとの話がホラーなのでそのまんま。てかヲタアニメ風の絵柄がイヤすぎ。ξ
第3話「灰かぶり(Aschenputtel)」
英語圏ではシンデレラ(Cinder(灰)+語尾ella)として知られる例のお話。灰かぶりが計算高いイヤなやつだったというそれだけ。☆
【総評】「ヘンゼルとグレーテル」だけ笑える。大人の童話シリーズII「世にも恐ろしい日本昔話」の「カチカチ山」がおもしろそうだ。★