ジュブナイル
「ジュブナイル」(2000 日 山崎貴監督)105分
ぢゅぶなゐる 1ねん1くみ きだたろー
どうでもいいが昔「ナビゲイター」という映画があったのを思い出した。ああいうのを簡単に表現できるようになったのだなあと今昔の感ですが、たとえが古すぎますか。そうですか。テトラかわいいですね。わたくしも子供の頃ああいうロボットが欲しかった。いまでも欲しいし。にしても、このクソガキども!!小学生のぶんざいでナイト気取りか?わたくしが好きな女の子を守りついでに地球の機器も救いますってか?あの夏の日の恋と冒険の震えるような思い出を胸にわたくしはオトナになりますってか?わたくしは何を怒っているのですか?まあともかく、そういう恥ずかしい会話やわざとらしいスローモーションとかどうでもいいんでさっさとハナシを進めんかい、といいたい。あとあの銅鑼衛門的というか梶尾真治的というか、SF的なノスタルジーの元型をなぞるオチ、あれはなくてもいいんじゃないかと思った。空しすぎる。乳酸菌にやられるタコ型ウチューヂンで完結してたら壮大な冗談で済んだものを。山下たつろうの恥ずかしい主題歌をボンヤリ聴きながら、なぜわたくしはいい年こいてこんなヲコチャマ映画を観ているのだろうと思わず正気に返ってしまいました。しかしこんな風に醒めた目で見てしまうともういけません。われわれ大人ももっと夢をもつべきです。断言しますが、ウチューヂンは存在します。いつかばかでかいゆーふぉーで攻めてきます。人工意識もタイムマシンもそのうち実現します。そんなわけで、おまえたちももっとグローバルでユニバーサルでフューチャ・オリエンテッドな観点をもつべきだと思いました。ξ