幸福のスイッチ
「幸福のスイッチ」(2006 日 安田真奈監督)105分
中村静香ちゃん 1ねん1くみ きみしまあきら
(あらすじ)
イラストレーターを目指して上京した怜(上野ずり)は勝気な性格が祟って周囲と衝突してばかり。見かねた田舎の姉と妹(中村静香)はずりを田舎におびきよせ、家業の電器屋を継がせようとするが・・・。
(かんそう)
貧しい電器屋を営む父と反抗的な娘の反目と和解を通じて庶民の幸福のありようを淡々と捉えた作品です。いがみあう貧乏一家の様子や用もないのにやって来る近所のおっさんなど庶民感覚が丁寧に織り込まれ、市井のリアリズムに徹した作品になっています。上野ずりは持ち前の性格の悪さを発揮して尋常ならぬトゲトゲしい空気を醸し出しています。通常萌え属性となるヒロインの不機嫌ぶりも上野ずりの手にかかればここまで憎たらしくなるのだから不思議です。それにひきかえ中村静香ちゃんは素朴でカワイイですね。さすが庶民派巨乳アイドルの星、水着シーンがないのがもったいないです。もっとかわいいのは関西弁をあやつる例のババアだが、新屋英子ちゃんって言うのか。ホントどこにでも出てくるなあ。もっともこの映画で一番かわいいのはイナデン坊やである。★
↑でんきどろぼう